『農業と経済』は
農業と食と農村が直面する重要課題について
未来を見通して総合的・根底的に考究し、
農と食に関わるすべての人に向けて
最新の分野横断的な学術研究の成果をもとに
課題に取り組む方向性と解決策をわかりやすく提示する
季刊オピニオン誌として2021年8月に再スタートしました
2021年11月発売 87巻6号(2021年秋号) 目次
地域圏フードシステム──フランスを手がかりに、都市の食を構築しなおす
■巻頭言 問われる都市社会の食と食料供給システム
………………………………………………『農業と経済』編集委員会
■座談会 日本社会が直面している「食」をめぐる危機
……上田 遥(名古屋大学)+大住あづさ(鹿児島大学)+岡田知弘(京都橘大学)+工藤春代(大阪樟蔭女子大学)+小嶋大造(東京大学)+杉中 淳(農林水産省)+古沢広祐(國學院大學)+新山陽子(立命館大学)
●Ⅰ 地域圏フードシステムと食料政策の構築に向けて
1 地域圏フードシステムの構築──フランスの地域圏食料プロジェクト
から日本のあり方を考える……新山陽子
2 日本に「食料政策」は存在するのか……清原昭子
3 「地域圏フードシステム」を見越した
今後の食料政策について……杉中淳・中島明良
4 地域経済の疲弊と再構築──地域圏フードシステムへの視点……岡田知弘
●Ⅱ 直面する問題を掘り下げ、地域圏フードシステムへの芽を掘り起こす
1 県域レベルの地域圏フードシステムを考える
──福島県の事例から……則藤孝志
2 都市農業を起点とした地域圏フードシステム構築の可能性……吉⽥真悟
3 中央卸売市場を核とした地域圏フードシステムの構造化
──京都市を事例として……上田遥
4 協同組合が支える地域の食料供給網①
「福岡市“食料”農業協同組合」の取り組み……宗欣孝
5 協同組合が支える地域の食料供給網②
「ならコープ」と「コープしが」の取り組みから……鬼頭弥生
6 ⼩売店へのアクセス困難と健康──市町村の対策……⼤橋めぐみ
7 所得格差と家計のフード・インセキュリティ
──食料需要・供給の地域性にもとづく食料政策を展望して……小嶋大造
●Ⅲ 進むフランスの動き、世界の動き
1 フランスの地域圏⾷料プロジェクト(PAT)──その進め⽅をみる
❶フランス・地域圏食料プロジェクトの方法論
──共同の診断と協議……大住あづさ
コラム1 PATの分布と活動──都市での広がり……新山陽子
❷トゥルーズ・メトロポルのPAT……新山陽子・大住あづさ・上田遥
❸モンペリエ都市圏における食料政策の構築……ナビルアズナウィ= アンリ
コラム2 モンペリエPATの概要……大住あづさ
コラム3 農村地域のPATの困難とコーディネーターの確保……須田文明
コラム4 PATは環境的側面にどのように取り組んでいるか……大住あづさ
コラム5 PATの公的認証と資金……大住あづさ
2 フランスの「全国食料計画(PNA)」とPATの背景と思想……須田文明
コラム6 フランスにおける「全国食料計画」……上田遥
3 ドイツにおける都市食料政策……工藤春代
4 北米およびイギリスにおける都市食料政策の特徴と課題……立川雅司
5 国連フードシステムサミット(UNFSS)と
地域圏フードシステムの構築……古沢広祐
地域圏フードシステム関連用語集
「地域圏フードシステムの構築をめざして」公開研究会の報告
■連載
●農の美学 第2回「不可視の美」藤原辰史(京都大学)
●世界の食と農をめぐるシステム転換2……久野秀二(京都大学)
●ポスト・コロナの食と農を支える──担い手たちの群像
●森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から2……紹介・阿部健一(総合地球環境学研究所)
●「農」と「食」を読む──ブックガイド
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